独居高齢者異常通報システム

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独居高齢者異常通報システム

今後、独居高齢者世帯が増加する事が容易に予想できます。
一人暮らしの老人にとって小さくない問題の一つに、突然、自分に死が訪れ、何日も発見されない事があると思います。 独居高齢者世帯をターゲットにしたコミュニティ連絡網は最近マスコミ等で良く耳にするところですが、多くの場合パソコンベースで、中央集中管理方式のため、管理者を常駐させる必要があります。そのため、初期投資のみならず多額のランニングコストが必要になります。また、だれもが利用できるわけではなく、居住地、収入等により制限されている様です。
我々が提案する装置は既存システムの様に中央で集中管理するのではなく、利用者どうし、つまりご近所さんどうしで電話回線を利用し、お互いのプライバシーを侵す事無く、管理できる方法を採用しています。
この装置が世帯主の異常を認識する方法は たとえば、トイレに行く、居間の電気を点ける、テレビのスイッチを入れる等の、行動(動き)が無くなった場合、またその逆にテレビが設定時間以上ついたまま、トイレの照明がついたまま、等の現象を異常と判断し、自動的に設定された連絡先に音声により通報する装置です。
写真の試作機では赤外線センサーによって、人の存在を常時監視し、センサーからの信号が設定された時間以上入力されなければ、通報する設計となっています。
またオプションとして、自分の身体に異常を感じた場合、直ちにこの装置を起動できる発信機も追加可能です。


追記:
上記システムは平成11年、小渕内閣下で進められた「革新的な技術開発」提案募集に応募した内容の一部です。


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