機構設計 500mm で問題無く撮影できる?
明確な根拠は無いが、自動追尾の最小角度がカメラのセンサー5ピクセル以内であれば
OKかな?・・・と考えた。
500mmレンズの画角をαとすると
α= 2 * arctan( 寸法/2*焦点距離 )
α= 2 * arctan( 22.5/2*500 ) ■ 22.5mmはeos20dセンサ横寸
= 2.6°
eos20dセンサーは3500*2336ピクセルだから、5ピクセルの占める角度βは
β=2.6°* (5/3500)
= 0.0037° ・・・ ①
歯車の選定
使用するステッピングモーターの最小ステップ角は0.45°
①より減速比γは
γ= (0.45/0.0037)
= 121.6 ・・・ ②
②より減速比1/60のウォームギヤ + 減速比1/3の平歯車で設計する。
- ウォームギヤ
- SW1-R1
- 小原歯車工業
- ウォームホイール
- CG1-60R1
- 小原歯車工業
- 平歯車
- S75S 15K+0805
- 協育歯車工業
- 平歯車
- S75S 45B+0606
- 協育歯車工業
以上より、減速比は1/180とし、最小ステップ角は 0.0025°(9秒角)
これはeos20dで500mmレンズ使用時のセンサ3ピクセルに相当する。
静電気で簡単に壊れてしまうデリケートな電子部品と違い 屁理屈の上に胡座を掻いたような軟弱なソフトウエアと違い 100年前と同じ姿で黒光りする本当にハードな部品 ちょっと寸法を間違うと・・・修正はもう大変 自分のお金で歯車買ったのは初めて 何もしないで、眺めてるだけで・・・・楽しい。。。。
微動雲台
と、呼べるかどうかは不明だが、極軸に対して迎角の調整はかなり難儀で、市販品を買っても、ん千円で購入はできる所だが、これも作ってみた。
手前に見える透明なアクリル板に当地の緯度35°の線を引き、糸を垂らし、微動雲台のつまみで調整する。。。
図面の類
問題点
三脚も含め、剛性が悪く、雲台部分に3kgの加重で三脚部と一体に雲台部分で1.5mm 沈む事を確認できる。。
短時間の撮影なら、今の状態でも影響は少ないと思うが、重いレンズで長時間回すと、重心の位置が変化し、追尾性能に影響が出るかも知れない。
できれば今の厚みの半分くらいで再設計したいところ。。。どちらかと言うと安価な部類のカメラ用三脚を赤道儀の脚にすることに無理がある
のかも知れない。。。