Polaris Finder

工具のスコヤで探す北極星は老眼と近眼のボクには難儀の極地で、極軸望遠鏡を求めネットで探すも、 お気に入りが見当たらず、とりあえず安価な単眼鏡で作ってみる事にした。
アマゾン価格¥1700也。

早々に分解、¥1700とはいえ、これだけの部品です。
この単眼鏡を発注した後、気が付いたのですが、 レチクル作りを考えると、ゴルフ距離計の方が良かったように思う。 なぜなら、旗の絵が書かれたレチクルフィルムを交換するだけで良い・・・ハズ、それに、ネット上ではこの単眼鏡より安価です。。

レチクルの設置位置は??
”望遠鏡とは対物レンズで投影された画像を接眼レンズで拡大して見る” こんな文言を中学生で習ったような淡い記憶。だから、レチクルは対物レンズが結んだ像の位置(焦点)にすれば良いはず、 で、調べると、接眼レンズの中と分かった →

レチクルフィルムは透明なら何でも良い、ここではボタン電池の包装フィルにコンパスの針でキズを付けて作ってみた。グリーンのカラーはフェルトマーカーのキャップです。この二つのカラーに挟んでレチクルを固定しました。

レチクルフィルムに北極星の軌道円を書く
北極星の赤緯は89度18分より、極軸とのズレ角度は42分角(0.7度角)。
レチクルフィルムにこの0.7度角を示すマーク(円)を書けば良いわけですが、そのためには対物レンズの焦点距離を測定しなくては書けません。

写真の通り、無限遠点とした雲にピントが合った時、対物レンズと像の距離が約70mmだから、これを焦点距離とし、レチクルに書く円の半径rは
r ≒ 70mm×tan0.7
  = 0.85mm となる。
ちなみに、月の見かけ角度は0.51度角だから、ファインダーで覗いた場合、この円に満月が2個強、入ることになる。。

ファインダーの角度調整
約30m先の電柱の穴にレチクルクロスを合わせる。 望遠300mmで同穴を中心に合わせ撮影、赤道儀20分動作後(もちろん10倍速動作で2分後)、再度撮影。 二つの写真を重ねて、回転軸とレチクルクロスとのずれを確認・・・・調整。。。 この作業を何回か行う。。。

極軸から見る北極星方向の確認はパソコンソフトで可能、ま~ま~使えそうだけど、ボクには暗すぎるため、もう少し口径の大きいファインダーが欲しいところです。
物置をごそごそしてたら、7×50の双眼鏡が出てきました。なんだか使えそうな気がします。。(090926)



ホームセンターでファインダーフォルダーを見つけました。
手洗い等で見かける、ハンガーパイプの軸受けです。。。\315也 (090928)